視力とレンズとデザインと

眼鏡をかけてTVのコマーシャルを観る。

 

中学生時代、帰宅部の自分は家のベッドで寝転びながらFM放送聴きながら本なんか眺めてたっけ。当時の視力は両眼とも1.5は有ったと思う。だけど、物事がはっきり見えるのは美しくないと思ったし、それが本質を表すモノでは無い。なぁんてキザに思ってた。そんなこと考えると、本当に視力が悪くなる訳で、すぐに貰い物もらって視力落ちました。

写真は高校生か大学生時代に風景の写真集を購入してから興味はあったものの、カメラを手にするようになったのは、社会人になってから。ボディは父のお古のミノルタ。レンズも勿論ロッコールレンズ。何が良いって、ボケ感。とミノルタレンズであれば皆がその為にレンズ沼にはまるくらい美しいボケを現してくれる。風景は勿論、絞り値の低い高級レンズやマクロレンズは美しいボケで描写しようとする対象物をより美しく現してくれる。

眼鏡は滅多にかけない。車の運転は夜間や雨の日くらいで。映画館や美術館に行くときくらいに。眼鏡をかけるのが面倒だし、ぼんやりでしか見えないというのは、やはり美的・観的視点から、それで良いと思うから。美しいモノはぼんやりでも美しく見えるし、美しく観たいと思っても、粗が見えることで心的描写が暈けてしまうような気がするから。

デザインで最初に出来る事、伝えるのは文字。フォントデザイン。

眼鏡をかけてテレビコマーシャルのフォントデザインを眺める。

全てのデザインにはデザイナーから伝えられる意志や意味がある。

その意味あるコンテンツには それにふさわしいデザインが含まれる。

デザインを紐解くにはより詳細にあらゆる視点から観る必要性がある。

その為には、正確な視力が必要。

フォントをよくよく観ると、白地に黒文字で暈かしが入ったり、縁取りや彩りがあったりするんですね。それはパソコンを使えば現代デザインでは楽に加工が可能だけど、その加工にどれだけの意味を持たせるか、キチンと理解して加工することがデザイナーとしてのモラルでは無いかな?なんて思うんですね。

まだまだ理解に程遠いデザインだけど、今の自分にしか出来ないデザインもあると思う。自分なりの理解を深めていきたい。